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登り落ち漁

未分類 2017年6月15日

皆さん、こんにちは。
梅雨入りしたのに、ほとんど雨が降らない日々が続いていますね。
うるるの漁にはいいんですが、水不足も出始めているみたいです。
暑すぎず朝晩は涼しいくらいで過ごしやすく感じているこのごろです。

さて、シーズンが始まった「うるる」ですが、他の魚とはちょっと違った漁の仕方をします。
「うるる」はおなかにある吸盤を使って、川底の石にくっついて泳ぎます。
ですから網などで取れません。
個人的には水めがねなどを使って網ですくう方もいますが、まとまった量をとろうと思うと「登り落ち漁」になります。

これは川に石などを積んで魚道を作ります。
徐々に狭めていき、最後には木箱に落とし込むという原始的な漁です。
鮎と同じ時期に、川を上る習性を利用した漁です。
この為、大水が出るたびに仕掛けを作り直す必要があり、水が引くまでは漁が出来ません。
また水が少ない時にかんかん照りになると魚が動かなくなる為に不漁になります。

もちろん鑑札が必要で、関市近辺ですと、1人がここからここまでの間と決まった区間で、1箇所でしか登り落ちを仕掛けられません。
また河川自体に仕掛けをするために、国交省に届け出も必要になるそうです。

ちなみに幻の魚といわれることがある「あじめどじょう」も結構入ってきます。
関市近辺の漁師さんにはあまり珍しい魚ではありません。

3年前は7月から台風や大雨で川の水が多くまったく取れませんでした。

天候にかなり左右される魚です。

そして登り落ち漁では、1日に多くても2~4kg取れれば良い方で、量があまりとれません。
かなり貴重な魚です。

その為に価格も少し高めになってしまいます。

そんな貴重な「うるる」ですが、お店に来ていただければご試食出来ます。
気軽に「試食したい」とおっしゃってください。

お待ちしております。

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