こんにちは。
先月から全国各地で豪雨と猛暑が続いています。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
被害にあわれた方々には一刻も早い復旧・復興をお祈りいたします。
さて、角鍬商店の商品名は分かりにくい!
とのお声をよく耳にします。
ここで、説明と取扱時期について今一度ご説明させて下さい。
弊社の屋号だと思ってらっしゃる方もいる商品
「いかだばえ」
これは岐阜でいう「しらはえ(学名:おいかわ)」という魚を煮た佃煮の事です。
弊社では魚の名前が商品名になっていますが、これだけは違っています。
時期は12月~2or3月くらいまでです。
なぜこの名前なのかというと、昔岐阜の長良川の材木の係留地に材木を浮かべておくと、この材木の下に魚が集まってきていて、それを煮て食べたら美味しかった事からきています。
「しらはえ」は「寒バエ」という言い方もあって、寒くなれば寒くなるほど美味しい魚です。ちょっと口の中に硬い部分が残ったり、味もいかにも魚さかなしているんですが、本当に美味しい時期の「いかだばえ」は高級料亭の責任者の方をもってして「これほど美味しい魚は今まで食べた事が無い!」と言わしめたほどです。
猟師さんが取ってきたらすぐに調理しないと食べられないくらい傷むのが早く、流通には乗らない魚で、産地でのみ食べられてきました。昔は長良川中流域で佃煮といえば「いかだばえ」と言われるくらいに地域の皆様に愛されていた食文化でした。
ただ、最近ではカワウの被害や漁師さんの後継者不足などで漁獲量が激減しています。
取り扱いをやめたお店も多いです。
「もろこ」を「いかだばえ」として売っている所も多いです。気をつけてくださいね。
弊社では12月~とお書きしましたが、古くから変わらずご注文いただいているお客様のお歳暮の発送が終わらないと店頭に並びません。大体12月20日とか25日以降になる事が多いです。予約も承っておりません。大変申し訳ございませんが、電話かメールでこまめにお問い合わせいただきますよう、お願いいたします。
この時期は「もろこ」も店頭に並んでおりますので、お店にお越しいただければ食べ比べも出来ます。
岐阜の長良川中流域の伝統的な食文化である「いかだばえ」を1人でも多くの方に知っていただきたいです。
次回の商品紹介は・・・
内緒です。
楽しみにお待ち下さいね!
ありがとうございました。