五代目Blog

商品紹介 「うるる」

五代目Blog 2017年7月29日

こんにちは。
いつもお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

夏らしいカラッと晴れた日が少ないのに、連日30度を越す猛暑となっていますね。
局所的に大雨が降ったり、油断出来ない天候です。
熱中症も含めて気をつけていきたいですね。

 

さて、前回から始めました商品の紹介ですが、早速「いいね~」との反応をいただきました。ありがとうございます。
今回は「うるる」のご説明をしたいと思います。

「うるる」って何?どんな魚?ってよく聞かれます。

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角鍬商店 うるる

写真では分かりづらいかもしれませんが、ハゼみたいなぼてっとした体つきをしています。
それもそのはず、「うるる」ははぜ科の「よしのぼり」の1種とされています。
呼び名は「うるる」や「うるんちょ」、「ごっちゃ」など関近辺だけでも色々あります。逆にそれだけ親しみの深い魚とも言えます。
「うるる」は鮎と同じ時期に川の下流から上ってきます。おなかにある吸盤を使って、川底の石から石へ飛ぶように泳いでいきます。水中を泳ぐ魚が多い中、この習性が「うるる」の味わいや風味に大きくかかわってきています。
川底の石にくっついて泳いでいる為、他のどの魚とも違った味わいや風味がします。生の状態でもですが、煮ていてその匂いだけで「うるる」を炊いていると分かってしまいます。姿形には癖があるんですが、味は全く癖が無く、魚を食べられないという方でも「うるる」は美味しく食べられたという声が何件も届いています。1年を通して、この「うるる」しか買いに来ないという常連様もおみえです。

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角鍬商店 佃煮 うるる

煮た姿は黒くべったっとした感じですが、そのべたな見た目からは想像も出来ないような味わいです。
しかもこの「うるる」、地元のホテルや旅館やお料理屋さんでも定番のメニューで、少ない漁獲高を皆で争って仕入れるため、自宅やお土産用で売っているお店が少なく、珍しい1品です。

『岐阜では鮎にならぶ夏の風物詩の「うるる」って知ってますか?』
なんてお話しながら大切な方へ贈られるのはいかがでしょうか?
なかなか手に入らない貴重な逸品だからこその高付加価値を感じていただけるんではないでしょうか?

この「うるる」の時期は、始まりは鮎の解禁と同じなので、6月初頭から、終わりは・・・
その年でかなり変わります。川の水の量に敏感な漁のなのは以前にお伝えしたとおりなのですが、川の水の状況により取れない年は本当に取れません。
ちなみに今年は、今の所あまり良くないです。
今後の状況次第ですが、お盆までもつかどうか・・・
そんな状況です。
無くなる前に是非お試し下さい。
お店にご来店いただければ、ご試食出来ます。
是非唯一無二の味わいの「うるる」の味を知っていただきたいです。

今回は「うるる」についてお書きしました。
次回は・・・
是非お楽しみにお待ち下さいね!

ありがとうございました!