おはようございます。
今日は日曜日で製造が無いので、午前中にブログを書いています。
普段は調理場で暑さと格闘してる時間ですが、今日は事務仕事をしています。
天気は悪いですが、明るく爽快に過ごしましょう!
さて、「角鍬の商品は分かりづらい」「いつの時期にどの商品があるのか分からない」との声で始めた商品紹介ですが、今回は弊社で売上トップの「もろこ」についてご紹介させていただきます。
「もろこ」はコイ科の魚です。コイ科の淡水魚のうち、中型で細長い体型をもつものの総称として「ハヤ」とか「ハエ」とか呼びます。「いかだばえ」の「ばえ」も「いかだ」の「ハエ」という意味です。弊社も一昔前は「もろこばえ」として販売していましたが、「いかだばえ」と混同しやすいとの判断で「もろこ」という名称で販売するようになりました。
今のおじいさんやおばあさんの時代には、田んぼなどにたくさんいて、誰も見向きもしなかったという話をよく聞きますが、今の時代はなかなか思うように獲れず、貴重な魚種になりつつあるような感じがしています。
「もろこ」の食べた感じは、ほんのりと苦味があり脂も乗って、癖が無く食べやすい魚です。「いかだばえ」が割と好き嫌いがあるのとは反対に、誰にでも食べやすい味わいです。
また非常に丈夫な魚で、上から水を打つなどしておけばずっと活きています。その為、もろこ専用の特殊な「篩い(ふるい)」で大きさをより分ける事が出来ます。「いかだばえ」は猟師さんが獲ってきてすぐ炊かなきゃならないのとくらべて、非常にありがたいです。
弊社では細かめの大きさの「もろこ」が喜ばれますので、通常一番細かい「6mmの篩い」でより分けられるものより、さらに出来るだけ細かめのを仕入れるようにしています。そして「6mmの篩い」でよられたものより大きいものは出来るだけ仕入れない様にしています。
弊社では取扱時期は10月頃から7月頃までです。
夏でも仕入れは出来るのですが、状態が非常によくないものになってしまうので、通常は真夏には取り扱いはしません。
「いかだばえ」が取れなくなってきてからは、以前にも増して「もろこ」の取扱量が増えてきましたが、代替ではなく、「もろこ」としての文化が岐阜にも出来てきて根付いてきました。
角鍬商店 もろこ 包み紙
今現在は「もろこ」の取り扱いは終了しています。
また秋になったら仕入れを再開して炊きますので、それまでお待ち下さい。
12月下旬~2月位まで、店頭にこの「もろこ」と「いかだばえ」両方があるときは、試食で食べくらべていただく事も出来ます。
似て非なる味わいに、「こっちの方が好き!」などとご家族やご友人どうして食べ比べていただくのも楽しいですよ。
またブログやフェイスブックにて告知させていただきますので、その際はご遠慮なさらずに是非店頭にお越し下さい!
(ご試食はいつでも喜んでお受けしておりますので、いつでもお気軽にお越し下さい!)
いつもながら長文になってしまいすみません。
この仕事を継いでから約15年、最近では魚や佃煮の事を聞かれると話が止まらなくなる自分に気づきました。
こんな私ですが、これからもよろしくお願いします!
次回は・・・
またお楽しみにお待ち下さい!!