五代目Blog

「もろこ」の大きさの選別について

五代目Blog 2017年10月13日

皆様、こんにちは。
昨日までは30℃の真夏日だったんですが、今日はあいにくの雨模様でイッキに気温が下がってきました。
体調管理には十分に気をつけましょう!

 

さて、弊社で一番売れている「もろこ」ですが、通常は「活かし」で仕入れます。
この「活かし」とはまさに「生きている」状態です。
こうする事で鮮度が保たれて美味しく炊き上がります。
ただし、活きが良すぎると、鍋に入れたときにぴちゃぴちゃと跳ねて、顔や手にかかります。かなり熱いです。

「もろこ」は仕入れの時で大きさは大きめだったり小さめだったりしますが、あまりにも大きいものはほとんど仕入れませんし、その時々の大きさは割りとそろってたりします。
「なぜもろこは大きさがある程度そろっているのに、いかだばえは色んな大きさのがあるんですか?」
とたまに聞かれます。

「いかだばえ」は痛みの早い魚で、猟師さんが捕ってきてすぐに炊かなければなりません。
その為、その場での選別はしますが、「これ欲しい」とか「この大きさなら要らない」などとやってられません。基本的に捕ってきたものを全量買い取ります。

角鍬商店 もろこ

角鍬商店 もろこ

「もろこ」は丈夫なさなかです。
生簀に飼っておいて、ビニールの袋に水と空気を入れて運べば「活かし」で仕入れが出来ます。上の写真がそうです。
分かりにくいですが、袋の中で元気に泳いでいます。

この様に丈夫なので、仕入れる時に業者さんが「ふるい」にかけてくれます。
お菓子などのふるいとは違い、そこの部分がアミではなく、金属の棒になっています。

角鍬 佃煮 もろこ ギフト お歳暮

角鍬商店 もろこ 佃煮 名産

角鍬 もろこ 佃煮 ギフト お歳暮

角鍬商店 もろこ 佃煮 名産

分かりますでしょうか?
そこに金属の棒があります。
これの間隔が重要なんです。
この業者さんでは棒と棒の間が6mmになったこの通しが一番細かいもので、これで大きいのをはじいていきます。

角鍬 もろこ 佃煮 ギフト お歳暮

角鍬商店 もろこ 佃煮 名産

ちょっと分かりにくいですが、下のプラスチックの箱には水が入れてあります。そして生簀の「もろこ」をこの遠しにいれ、ふるいにかけていきます。

角鍬 もろこ 佃煮 お歳暮 ギフト

角鍬商店 もろこ 通し

こちらの写真では、大きいものが通しに残っています。
そして下の箱に落ちた「もろこ」が大きさが揃った「もろこ」になります。
あとは重量を量って、さっきの袋のように詰めます。

この通し、このお店は特注で頼まれたらしいですが、ウン万円~10ウン万円位の価格だそうです。
この業者さんは6mm・7mm・8mm・9mmなどと、色々なサイズをもってみえます。
角鍬の店頭におみえになられるお客様は、基本的に小さ目が好まれる方が多い為、6mm限定で仕入れています。
その為指定無しより高くなる事が多いですが、よりお客様のご要望にお応えするために、業者さんにも協力をいただいています。

こんな裏での作業をしながら、「もろこ」の仕入れをしています。
(実際はとりにいく段階で終わっていて、私が見る事はめったにありません)

 

業者さんのご尽力により、品質の良い「もろこ」をなるべくお客様のお好みの大きさで提供出来ています。
本当に感謝です。
全ての素材に言える事ですが、私なりにこだわっています。
素材へのあくなき追求、手作り無添加、そして品質、そのすべてが「角鍬」のお約束であり、ブランドだと信じ、こだわっています。

まだお試しになられた事が無い方はお気軽にお店に遊びに来てください。
ご試食していただけます。
私も炊き場にいたり配達に出ていなければお店にいると思います。

「もろこ」のシーズンはまだまだ長いです。
これからも早朝から仕入れに奔走したいと思います!

 

次回ですが・・・
ついにあれが・・・
そう、今年は1ヶ月以上遅れて登場の「アレ」についてです。

お楽しみに!