五代目Blog

商品紹介 「はちのこ」

五代目Blog 2017年8月11日

皆さんこんにちは。
今週火曜日まで岐阜高島屋さんの催事に出店させていただきました。
初めての事で、戸惑うことが多かったですが、岐阜市ではまだまだ知名度が足りないと知らされました。
これからも機会があればどんどん出店させていただきたいと思っております。
その際はホームページやFACEBOOKでも告知させていただきますので、是非よろしくお願いいたします。

ここ数日は、催事出店で、たまりにたまった事務仕事に追われる生活をしています。
一日中デスクワークをしていると、目が疲れたり肩がこったり・・・
とにかく疲れますね。

そんな時に・・・!
というと薬事法に引っかかる恐れがあるので、言えませんが・・・
「はちのこ」です。
「はちのこ」って何?
って言われそうですが・・・
蜂の佃煮です。
特に弊社のある中濃地方~東濃地方で食用の「はち」といえば「ヘボ」と呼ばれる「クロスズメバチ」です。
「へぼ」は地面の中に巣を作る特殊な蜂です。
その為に「地蜂(じばち)」と呼ばれる事もあります。
この「へぼ」を幼虫から成虫まで巣から抜き取り、佃煮にしたのが弊社の「はちのこ」です。

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角鍬商店 佃煮 蜂の子 (へぼ)

「クロスズメバチ」と聞くと何となく毒性が強くおっかない気がしますが、そんな事はありません。
特に毒性もほとんど無く、刺されても洗い流して薬を塗るなどしておけば、大抵の場合は大事にはなりません。
ただ、大型のものに刺されるとかなり腫れます。
私は気が弱いので、刺されない様に細心の注意を払って抜きますが、母などは1年に何度も刺されています。
1年に1度位は、パンパンに腫れています。
頭が下がります。

さて、この「はちのこ」は巣ごと買います。
そして、薄皮をピンセットで取り除いてからまたまたピンセットで1匹1ぴき抜き取ります。
私がもっとも苦手とする作業です。
もたもたしていては終わらないし、刺されない様に周囲に気をやって作業するので、夕方には倒れるかと思うくらいの疲労度です。
母と2人で、1日大体4~6kgの巣しか抜けません。
これで大体煮る事が出来る目方は半分の2~3kgです。
2人で1日かけてもこれだけなんです。

「へぼ」を捕るのは大変で、山などにまずささ身などの餌をつるしておきます。
するとそれを取りに来た「へぼ」を捕まえて、綿などの目印をつけて放ちます。
すると巣へ帰るので、それを追って行きます。
山を駆け上がったり、駆け下りたり、道なき山を必死で追います。
そうしてようやく見つけた巣穴に目印をしておきます。
そしてそのままにしておき、秋に十分巣が大きくなった所で捕ります。
かなり過酷な猟?になりますので、後継者不足で、収獲量も年々減ってきています。
そして単価もかなり上がっています。

少し前にはNHKで目の疲れに効くとか、栄養成分が豊富で体に良いとされてきましたが、近年は薬事法により、そういう効能はうたえなくなっています。
しかし去年96歳で無くなったうちのおばあちゃんは「薬飲むよりはちのこ食べたほうが体が元気になる。(個人の感想です)」と言って、2~3日に1度、少しづつ食べてました。

弊社の「はちのこ」の特徴は、瓶詰めや缶詰と違い、「からっ」と仕上げている事です。
タレはサービスで別の容器でお付けしています。
この「はちのこ」をそのままでももちろん、私はあつあつの炊き立てのご飯にぱらぱらっとかけて食べるのが一番好きです。
弊社の商品の中でも、もっとも好きな商品で、自信のある商品です。

姿形で「食べられない!」という方も多いですが、実は私もその1人でした。
仕事を正式に継ぐまで食べられませんでした。
「味を見なければならない」との母の指令で食べてみたら、あれまあコレは!
って感じで、一気に好きになりました。
ちなみに私の長女・次女も小学校低学年位までは大好物でした。
姿形が分かるようになると、少し苦手意識が出てきたみたいです。
ただ、かなり強い食品ですので、お子様が召し上がる場合は食べ過ぎに注意してください。

数年前、地元のイオンさんで秋穫祭が開かれた時に出店させていただいた事がありました。
その時に「はちのこ」をもっていって試食も用意しました。
小学校低学年位の子供たちがお母さんたちとみえて、子供たちが「はちのこ」食べたい!と言われました。
良い機会だと食べていただいたんですが、お母様たちはドン引きでした。
それが子供たちが2回3回とおかわりを繰り返すうちに興味がわいてきたみたいで、
「私たちも少しいただいていいでしょうか?」
となりました。
もちろん食べていただいたんですが、「美味しい!」と言っていただきました。

是非姿形で敬遠せずに、1度試してみてください。
シーズンは10月上旬位から、終わりまでです。
終わりは、その年の捕れ高によって、11上旬だったり12月まであったりします。
1度お問い合わせ下さい。
シーズンになれば、お店でご試食いただけます。

1度だまされたと思って召し上がっていただきたいです。
と長くなってしまいましたが、まだまだ語りつくせぬ所がありますが、これ以上長ってもと思うので、今回はこの辺で・・・

 

次回のお題は・・・

内緒です!(未定・・・?)

是非お楽しみにお待ち下さい!